毎回参加させていただいているセミナーですが、現状を把握させて頂くのに凄く有難いセミナーです。
今回は、民事信託における信託法の基本条項の解説など、法律的裏付けの話もあり、初心に帰って学べてよかったと思います。
また、民事信託マーケットの動向についてもご報告がございました。
全国で、家族信託案件が3000件は超えてきているようです。
その中での組成の担い手として司法書士が73%を占めているとのことでした。
その理由は、不動産にマッチする制度だからだと思います。登記のエキスパートでないと、信託目録の文言や名義変更、最終の帰属権利者への移転登記のことまで総合的に考えることはなかなか難しいのではないかと思います。
また、組成案件のうち首都圏が63%を占め、近畿圏が24%とのことです。
ということは、推定720件が近畿圏で組成されているということです。
信託銀行さんの方も、民事信託専用クレジットカードなど様々なサービスを始められております。そういう情報も実際の信託組成の依頼者様には必要な情報となります。
そういう情報収集も我々の仕事として今後も引き続き努力したいと存じます。