『実家の始末』というタイトルで、2017年11月にNHKの情報番組『あさイチ』で家族信託が取り上げられて以降、家族信託の認知度も格段に上がり、一般的なものになっているのでしょうか?
実際、法律専門職への浸透は数年前に比べてかなり皆様興味を持たれている分野となっております。
我々が初めて、民事信託に取組もうとして、提案した案件は5年以上前ですが、分からないことはやめようという税理士も多く、実現に至らせることが非常に困難でした。
今は、新聞やTV番組でも取り上げられていることも分かるように、世の中に必要な制度として認知されてきたのだと思います。
しかしながら、まだまだ、一般の方の認知度はかなり低いものと思われます。
実家暮らしのご両親が認知症になって、その不動産を処分しなければならなくなる時に困らないようにする対策です。
ご家族全員にとって良い方向になり得る信託組成を心かけております。
なので、一部の推定相続人だけがメリットを受ける信託組成には慎重に取り組まざるを得ないのです。
その前段階で、もっともっと認知度を高めるために、情報提供、広報が必要です。微力ながら、家族信託普及の為の活動をしていきたいと考えております。