遠方のお客様の実家の家族信託・民事信託組成

2021年06月10日

先日、遠方にお住まいの方のこれまた遠方のご実家に関する家族信託・民事信託組成をさせて頂きました。

やり取りは、メールを基本に、遠方の公証人役場との打ち合わせもスムーズにすることができました。

契約の当日には、新幹線にて現地に向かい、無事信託契約を締結し、登記は事務所に戻ってから、オンラインにて申請して、無事民事信託・家族信託組成をすることができました。

今は、以前とは違い、登記申請も、オンラインや郵送での申請も可能ですので、距離的な制限はございません。

ただし、信託を組成するに当たって、当事者の意思の確認は、どうしてもしなければなりません。

なので、少なくても1回は、出張してお会いするか、お越し頂く必要がございます。

ただ、大概のケース、委託者になられる財産を託す方が高齢で、今後管理ができなくなる不安があるから、家族信託・民事信託組成をするケースとなりますので、こちらから伺う形になります。

今はインターネットが発達して、探したら情報も沢山あります。

しかし、お住まいの地域に、司法書士や弁護士はいるけれども、家族信託・民事信託組成に詳しい司法書士や弁護士などの専門家がいないケースもございます。

そんな時には、遠方の詳しい専門家に依頼されるのも一つの選択肢となります。

その選び方について、2つの方法をお勧めします。

家族信託・民事信託に詳しいかどうかの判断は、一見なかなか分かりにくいとは思いますが、一つの客観的判断材料として、家族信託・民事信託に関する資格を取得しているかというのは重要なファクターになりうると思います。

家族信託専門士であるかどうかとか、民事信託士であるかどうかなどで、少なくても最低限の家族信託・民事信託についての勉強をしていることの証となりえます。

ちなみに、当事務所の司法書士は、両方の資格を取得している全国的にも珍しい司法書士となります。

また、事案をどのくらい経験しているかによって、組成にあたっての注意点などいろいろな違いが生じてきます。

 登記業務は結果が誰がしても変わりませんが、信託については、登記内容も含めて、組成する司法書士によって、大きく変わる能力差の出る業務の一つだと思います。

だからこそ、しっかり勉強を続けないといけないと思って業務に取り組んでいるのです。

②ホームページ上で解決事例を発表していることでも、その事務所が本当に実務をこなしているかが推測できると思います。

専門家の選び方としては、上記の2つ方法をお勧めするわけですが、

今回は、そういう事情で当事務所を選んで頂きました。ありがたい話です。

これからも、実際の実務で培うノウハウなどお役立ちになりそうな情報をどんどん発信していきたいと思います!

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